オススメ度 | 遭遇率 |
---|---|
メリット
- ナイトによるセンター支配とビショップによるf7への攻撃を早期に実行できる
- 最速でキャスリングの準備が整う
- 展開が自然でわかりやすい
デメリット
- 定番のオープニングなので相手も正しい受け方を知っている場合が多い
- c4のビショップが浮いている
狙いと展開の主な流れ
狙い
- ポーンとナイトによる中央支配、序盤の弱点であるf7への攻撃、キャスリングを最短で効率的に実行する
- 攻撃的な手が続きタクティカルな局面になりやすいので、短期で駒得を狙う
以下はイタリアンゲームの主な流れ。
ジオコピアノ/Giuoco Piano
白のビショップ展開に対して黒番もc5へとビショップを展開。白はセンター支配のためにd4を指す準備としてc3を指します。
また、白マスのスペースができることでクイーンを活躍させやすくなるほか、ビショップの逃げマスも確保できます。
なお、白c3ではなくb4と指すと、ポーンを捨てて黒の手損を誘う「エヴァンスギャンビット」も攻撃的で人気の高いオープニングです。
ツーナイト・ディフェンス/Two Knights Defense
白のビショップ展開に対して黒が2つのナイトを上げるのがツーナイトディフェンス。
白番のよく知られている手としては、序盤の弱点であるf7をナイトで直接狙いに行くNg5があります。
Ng5のあとは、黒番が仕掛けるトラクスラーカウンターギャンビットや、初心者の定番であるフライドリバーアタック、ロリアタックなどに繋がります。
どれも非常に攻撃的な手であり、正しい受け方を知らないと一気にメイトまで持っていかれる可能性があるので、自身が使う・使わないに限らず知識としては必須です。
バリエーション
イタリアンゲームの流れから派生する定石やタクティカルな攻撃、トラップなどをまとめています。
- フライドリバーアタック
- ロリアタック
- マックスランゲアタック
- ブラックバーンシリングギャンビット
- トラクスラーカウンターギャンビット
コメント